2023年10月4日～6日の三日間、国際セミナー「The 2nd Seminar on International Core-to-Core Project on Nano Carbon Device Science at Kyoto」が、山子茂 教授（高分子制御合成領域）を議長として、宇治キャンパスおうばくプラザで開催され、日本国内、英国、カナダ、ドイツから、計59名の研究者が参加しました。

　本国際セミナーは、「合成とデバイスの真の融合による基礎有機デバイス化学国際研究拠点（*1）」の研究交流の一環として、年に一度開催される成果報告会です。

　「合成とデバイスの真の融合による基礎有機デバイス化学国際研究拠点」は、炭素ナノ分子合成、デバイス評価・解析の両面で世界を牽引する日本・英国・カナダ・ドイツ４カ国の研究グループによる、当融合分野の国際研究交流拠点の形成、次世代リーダーとなる若手研究者の育成を目的としています。京都大学化学研究所からは、山子茂 教授、梶弘典 教授、廣瀨崇至 准教授が事業メンバーとして参画しています。

　三日間のセミナー期間中には、若手研究者向けのスペシャルセミナー、若手研究者による口頭発表、ポスター発表、グループ討論、山子研究室・梶研究室へのラボツアーが実施され、活発な情報共有・意見交換が行われました。閉会式では、今後の活躍が期待される若手研究者の中から、口頭発表、ポスター発表の優秀者が表彰されました。

　次回セミナーは2024年8月にカナダケベック州で開催予定です。

（*1）独立行政法人日本学術振興会（JSPS）が実施する、研究拠点形成事業（Core-to-Core Program）。

・The 2nd Seminar of International Core-to-Core Project on Nano Carbon Device Science at Kyoto, 2023