京都府立洛北高等学校附属中学校 化学研究所見学

 平成26年11月11日、京都府立洛北高等学校附属中学校1年生の生徒27名が、化学研究所を訪れました。先端ビームナノ科学センターの倉田博基教授による1年生のための講座「Atom(原子)へのアプローチ」の一環として化学研究所の見学が行われています。
 午前中は見学内容説明のあと、倉田博基教授による講義「Atom(原子)へのアプローチ」がありました。午後は、宗林由樹教授による講義「海の微量元素が気候を決める」を受けました。その後、極低温物性化学実験室に場所を移し、楠田敏之技術職員による液体窒素を使ったデモ実験を見学しました。-196℃ の液体窒素に入れた植物の葉を手で握る体験をした生徒たちは、凍った葉が粉々に砕けてしまう様子に驚きの声を上げていました。見学後は4つのグループに分かれ、実際の研究で使用されている高度な電子顕微鏡を使って試料の観察実験を行いました。講義や実験の後、先生やスタッフの元で直接質問をする生徒の姿も見られ、活気ある見学会となりました。

     
  倉田教授による講義   講義の様子   宗林教授に質問をする生徒
           
     
  液体窒素を使ったデモ実験   透過型電子顕微鏡(TEM)による観察   走査トンネル顕微鏡(STM)による観察
           
 
     
  原子間力顕微鏡(AFM)による観察   走査型透過電子顕微鏡(STEM)による観察