京都府立嵯峨野高等学校 化学研究所見学
平成26年7月31日、京都府立嵯峨野高等学校の生徒28名が化学研究所を訪れました。同校は科学技術系人材育成のために先進的な理数系教育を実施するスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校です。
生徒たちははじめに生体触媒化学研究領域の平竹 潤教授から説明を受け、続いて大型機器の見学と実験を行いました。
共通機器室では、NMR(核磁気共鳴装置)を使った試料の測定を見学しました。複合ナノ解析化学研究領域では、前年度に導入されたばかりのモノクロメー タ搭載原子分解能分析電子顕微鏡を見学し、倉田博基教授から説明を受けました。普段見ることのない実験室や最新の研究機器に生徒たちは少し緊張した様子で した。
平竹教授による実験講義は「体験しながら学ぶ化学 −化学物質を見る、さわる、分析する」をテーマにして行われました。うま味の成分であるグルタミン酸 ナトリウムや辛み成分のカプサイシンを味わったり、薄層クロマトグラフィー(TLC)による化合物の分析を行ったり試薬を使ってその性質を調べたりしまし た。大学院生から話を聞きながら、生徒たちは熱心に実験を行っていました。
平竹 潤 教授による説明 | NMR(核磁気共鳴装置)の見学 | ||
モノクロメータ搭載原子分解能分析 電子顕微鏡の見学 |
実験講義 |