京都大学化学研究所 国際シンポジウム2014(ICRIS’14) 「スマートマテリアルの科学と技術」 “The Science and Technology of Smart Materials” を開催
化学研究所国際シンポジウム(Institute for Chemical Research International Symposium, ICRIS)は、当研究所の創立 70周年(1996年)を機会に立案され、以降、化学の様々な先進的研究分野をターゲットに比較的小規模の国際会議として実施されてきました。
今回は、若手研究者の国際交流促進と新分野開拓の二つの視点で、本学の全学経費による支援を受け、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、化学研究所共 同利用・共同研究拠点の共催にて、開催されました。Bio-inspired Systems, Green Innovation, Advanced Analysis and Design の三つを主要トピックスとして掲げて、ノーベル化学賞受賞者の鈴木章先生の特別講演、各トピックスを総括する4件の基調講演、国内外からの17件の招待講 演に加えて、91件のポスター発表が行われました。総勢381名の参加者を得て、化学をキーワードに、生物、材料、精密解析を包含し、当該テーマに関す る、質的にも高度な議論が展開されました。バンケットでは、山本正宇治市長、江崎信芳京都大学理事、Andrew Woolleyトロント大学教授、鈴木章北海道大学名誉教授にご挨拶いただき、今後の更なる交流に対する化学研究所への期待のお言葉もいただきました。学 術分野の先進性に伴い、国際シンポジウムのテーマが先鋭化している中、「化研らしい」研究交流を実現できました。何よりも、予想を大幅に上回る多数の参加 者を得たことは、この分野への関心の高さと連携研究の重要性を如実に感じられる機会となりました。本シンポジウムを成功に導いた要因の一つに、これまで化 学研究所が共同利用・共同研究拠点として行ってきた共同研究の実績が挙げられます。一般発表としてはポスター発表を募集し、主題関連の共同研究参画者から 50件あまりの申込みがあり、視点を替えれば拠点の革新機能材料創製に関わる共同研究成果報告会ともみなしうる大きな盛り上がりに繋がりました。最後にな りましたが、ご参加いただきました方々に感謝申し上げます。
・ICRIS’14のホームページはこちら
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Opening Remarks, Prof Sato | Assoc Prof Ohno | Prof Watanabe |
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Prof Andrew Woodlley | Poster Session | |
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Prof Akira Suzuki | Closing Remarks, Prof Tujii | |
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Banquet | Mayor of Uji Tadashi Yamamoto | Excutive Director Nobuyoshi Esaki |