大阪教育大学附属高等学校平野校舎 化学研究所見学

  平成25年8月9日、大阪教育大学附属高等学校平野校舎1年生の生徒約30名が化学研究所を見学に訪れました。同高等学校の理系進学希望者を対象とした 「理科アドバンス講座」の一環で、実習の体験を通して大学や学部への理解を深め、進学へのモチベーションを高めることを目的としています。
 はじめに、環境物質化学研究系 分子材料化学の梶 弘典教授による化学研究所の概要説明と、有機ELをはじめとする有機デバイスに関する講義があり、近年発展を遂げている新しい分野の化学の可能性について 語られました。その後、物質創製化学研究系 構造有機化学の若宮 淳志准教授による「機能性有機材料の設計と開発~21世紀の化学の夢~」と題した講義が行われました。研究内容だけにとどまらず、化学者としての原点に立 ち返って化学の奥深さを説く内容に、生徒らは興味をもって聞き入っている様子でした。
 午後からは2つのグループに分かれて「分子材料化学」「構造有機化学」の各研究領域を見学しました。研究機器や装置の説明に加え、実験中の大学院生の紹 介も受けるなど、研究室の普段の様子を感じ取れる見学となりました。最後の質疑応答の時間は、教員や大学院生も交えてざっくばらんな雰囲気で行われ、うち とけた様子で積極的に質問がなされていました。

梶教授による概要説明と講義 若宮准教授による講義
「分子材料化学」研究領域の見学 「構造有機化学」研究領域の見学 質疑応答の様子