京都府立洛北高等学校「サイエンスII 研究室訪問研修」

 京都府立洛北高等学校の生徒たちが、化学研究所を訪れました。
 洛北高等学校はスーパーサイエンスハイスクールの指定校であり、独自の教科の「サイエンスII」を設定しています。その一環として、生徒たちは4つの研究室に分かれて、大学での最新の科学を学びました。
 今回の研究テーマはそれぞれ「次世代ポリマー薄膜を利用した太陽電池」(高分子材料設計化学研究領域)、「電気を流す、光る有機分子―合成、NMR測 定、および有機ELデバイスの作製」(分子材料化学研究領域)、「無機機能性材料の合成と評価―ルビーの作製」(無機先端機能化学研究領域)、「DNA塩 基配列認識の化学」(生体分子情報研究領域)でした。高分子薄膜や有機ELデバイス、ルビー結晶を作製しその評価方法を学んだり、DNA塩基配列の模型づ くりを導入として遺伝子発現調節への理解を深めるなど、生徒たちは大学院生や教員の指導のもと、熱心に実験に取り組んでいました。実際の研究でも使用され る装置を使い本格的な実験を行うことで、大学で学ぶ醍醐味を感じられる体験となりました。

       
 
  高分子材料設計化学   分子材料化学  
 
  無機先端機能化学   生体分子情報