京都府立洛北高等学校附属中学校 化学研究所見学

 京都府立洛北高等学校附属中学校1年生の生徒27名が、化学研究所を訪れました。先端ビームナノ科学センターの倉田博基教授による1年生のための講座「Atom(原子)へのアプローチ」の一環として化学研究所の見学が行われています。
 倉田博基教授の概要説明ののち、松林伸幸准教授による「環境・エネルギー問題の解決を指向する水の科学」と題した講義がありました。その後極低温物性化 学実験室に場所を移し、楠田敏之技術専門員による液体窒素のデモ実験があり、−196℃の世界で起こる空気の収縮や膨張など不思議な現象を目の前で観察し ました。それから4つのグループに分かれ、実際の研究でも使用されている電子顕微鏡の操作に挑戦しました。生徒らは、より鮮明な像を映し出すためにはどう すればよいのか説明を受け、試行錯誤しながらも熱心に取り組んでいる様子でした。

倉田教授による説明 松林准教授による講義 液体窒素を使ったデモ実験
走査型透過電子顕微鏡(STEM)の見学 透過型電子顕微鏡(TEM)の見学 原子間力顕微鏡(AFM)の見学
走査トンネル顕微鏡(STM)の見学