第112回化学研究所研究発表会が平成24年12月7日（金）、宇治おうばくプラザきはだホールにて開催された。口頭発表（7件）、京大化研奨励賞（2 件）と京大化研学生研究賞（2件）の授与式および受賞講演が行われた。また、宇治おうばくプラザハイブリッドスペースにてポスター発表（71件）があっ た。
　今年で112回目の開催となる化学研究所研究発表会は長い歴史をもつ。講演会では来聴者からも熱心な質問があり、活気ある会となった。プログラムは下記URL参照

http://www.kuicr.kyoto-u.ac.jp/event/rp2012_112.html

	開会のあいさつ		口頭発表（午前の部）
	二木 史朗 副所長挨拶		構造分子生物科学　藤井 知実 「レゾルシノール代謝系酵素群の機能発現に関する構造基盤研究」		生体分子情報　柘植 知彦 「形態形成に関与する遺伝子発現制御機構」

	京大化研奨励賞・京大化研学生研究賞 授与式		京大化研奨励賞 受賞講演
	受賞者と二木副所長		ナノスピントロニクス　千葉 大地 「Electrical control of the ferromagnetic phase transition in cobalt at room temperature」		無機先端機能化学　陳 威廷 「Ligand-hole localization in oxides with unusual valence Fe」
			京大化研学生研究賞 受賞講演
			分子環境解析化学　伊藤 雄樹 「Polarization Dependence of Raman Scattering from a Thin Film Involving Optical Anisotropy Theorized for Molecular Orientation Analysis 」		レーザー物質科学 　井上 峻介 「Femtosecond electron deflectometry for measuring transient fields generated by laser-accelerated fast electrons」

ポスターセッション　71件 （於：おうばくプラザ2階　ハイブリッドスペース）

口頭発表（午後の部）
精密無機合成化学　坂本 雅典 「ポルフィリンと金クラスターからなるプラトン立体の構築」		高分子制御合成　茅原 栄一 「環状白金多核錯体を用いたシクロパラフェニレン(CPP)類縁体および高歪みCPPの合成」		分子材料化学　後藤 淳 「有機触媒を用いた新しい型の制御ラジカル重合」
分子環境解析化学　長谷川 健 「気液界面にLangmuir吸着した単分子膜の膜構造変化と水和の相関解析」		レーザー物質科学　清水 雅弘 「フェムト秒レーザーアブレーションと金属表面のナノ構造自己形成」