京都府立城南菱創高等学校「化学研究所見学」

  平成24年11月20日、京都府立城南菱創高等学校教養科学科自然科学系統1年生の生徒約40名が化学研究所を見学に訪れました。この見学は城南菱創高等 学校独自のプログラム、グローカル・スタディーズ・プログラム(GSP)の一環として、科学を中心とする広い分野での知的好奇心の高揚につなげ、より専門 性を高めることを目的として、毎年行われています。
 数理生物情報研究領域の阿久津達也教授が化学研究所の紹介およびバイオインフォマティクスセンターに関する概要説明を行った後、生徒たちは3つのグルー プに分かれて「粒子ビーム科学」「複合ナノ解析化学」「典型元素機能化学」の各研究領域で講義、大型機器などの見学を行いました。複合ナノ解析化学研究領 域では、研究者が電子顕微鏡を操作してモニターに原子配列構造を映し出すと、生徒たちはそれを興味深そうに見つめていました。最後に、2つのグループに分 かれてスーパーコンピュータシステムを見学しました。
 どのグループの生徒たちも熱心に研究者たちの話に耳を傾け、疑問に感じたことなどを積極的に質問していました。

阿久津教授による概要説明 概要説明を聞く生徒たち 粒子ビーム科学研究領域
「極低温ビームの実現に向けて」
複合ナノ解析化学研究領域
「電子顕微鏡技術の進展とナノ構造観察への応用」
典型元素機能化学研究領域
「次世代クロスカップリング反応の開発と機能性分子創製への応用」
スーパーコンピュータシステム設備見学