京都府立城南菱創高等学校「化学研究所見学」

  平成24年1月27日、京都府立城南菱創高等学校教養科学科自然科学系統1年生の生徒約40名が化学研究所を見学に訪れました。この見学は城南菱創高等学 校独自のプログラム、グローカル・スタディーズ・プログラム(GSP)の一環として、科学を中心とする広い分野での知的好奇心の高揚につなげ、より専門性 を高める目的として、毎年行われています。
 生徒たちははじめに、数理生物情報研究領域の阿久津達也教授から化学研究所の紹介およびバイオインフォマティクスセンターに関する概要説明を聞いた後、3つのグループに分かれて大型機器の見学や研究の説明を受けました。
 粒子ビーム科学研究領域では、「極低温ビームの実現に向けて」というテーマで野田教授の講義の後、加速器の見学を行いました。精密有機合成化学研究領域 では、「ときめき有機合成化学」というテーマで有機合成化学に関する全般的な概要説明を受けた後、実際の実験操作を見学しました。典型元素機能化学研究領 域では、「次世代クロスカップリング反応の開発と機能性分子創製への応用」というテーマで、クロスカップリング反応についての講義を構造式のモデルを実際 に組みながら受けました。その後、2グループに分かれてスーパーコンピューターシステムを見学しました。
 生徒たちから研究者へ積極的な質問をする光景も見られ、活気ある見学会となりました。

概要説明
粒子ビーム科学研究領域
精密有機合成化学研究領域
典型元素機能化学研究領域
スーパーコンピューターシステム設備見学