京都府立洛北高等学校附属中学校「洛北サイエンス 化学研究所見学」

  京都府立洛北高等学校附属中学校1年生の生徒26名が、化学研究所を訪れました。同校はスーパーサイエンスハイスクール指定校であり、独自教科の「洛北サ イエンス」を設定しています。その一環である、1年生のための講座「Atom(原子)へのアプローチ」として、毎年2回、先端ビームナノ科学センターの倉 田博基准教授による出張講義と化学研究所の見学が行われています。
 はじめに倉田博基准教授による見学内容説明のあと、松林伸幸准教授による講義「環境・エネルギー問題を対象とする水の科学」がありました。その後、所内 の実験室に場所を移して、核磁気共鳴装置や楠田敏之技術専門員による液体窒素を使ったデモ実験を見学しました。-196℃の液体窒素に入れた木の葉を手で 握ると粉々に砕けてしまう様子などを見て歓声が上がっていました。その後は4班に分かれて電子顕微鏡の操作を体験しました。原子間力顕微鏡(AFM)の見 学をしたグループはCDの表面をAFMで映し出し、微細な凹凸の整然とした並びがモニターに鮮明に表示される様子を興味深そうに見つめていました。どのグ ループの生徒たちも研究者の説明に熱心に耳を傾け、メモをとっていました。

倉田准教授による説明 代表者挨拶 松林准教授による講義
核磁気共鳴装置(NMR)の見学 液体窒素を使ったデモ実験 透過型電子顕微鏡(TEM)の見学
原子間力顕微鏡(AFM)の見学 走査型透過電子顕微鏡(STEM)の見学 走査トンネル顕微鏡(STM)の見学