京都大学化学研究所 第109回 研究発表会を開催

  第109 回化学研究所研究発表会が平成21年12月4日(金)、宇治おうばくプラザ きはだホールにて開催された。7件の口頭発表、京大化研奨励賞(2件)と京大化研学生研究賞(2件)の授与式および受賞講演が行われた。また宇治おうばく プラザ ホワイエにて65件のポスター発表があった。
 今年で化学研究所研究発表会は109回目を迎えたが、10月に完成したばかりの宇治おうばくプラザでの初めての研究発表会となった。いずれのセッションも活発な議論が交わされ、活気ある発表会となった。プログラムは下記URL参照

(http://www.kuicr.kyoto-u.ac.jp/event/rp2009_109.html)

 開会のあいさつ  口頭発表(午前の部)
佐藤 直樹 副所長挨拶 分子材料化学 平井 諒子
「バクテリアセルロースの結晶多形の制御とそれに伴う高次構造の発現」
高分子物質科学 井上 倫太郎
「高分子薄膜のガラス転移」
無機フォトニクス材料 徳田 陽明
「有機無機ハイブリッド材料の構造設計と機能制御」
粒子ビーム科学 想田 光
「共鳴結合による24Mg+ビームの横方向レーザー冷却」
京大化研奨励賞・
京大化研学生研究賞
授与式
 京大化研奨励賞 受賞講演
受賞者と時任所長 レーザー物質科学 時田 茂樹
「Single-shot ultrafast electron diffraction with a laser-accelerated sub-MeV electron pulse」
光ナノ量子元素科学 山田 泰裕
「ペロブスカイト型酸化物SrTiO3の非線形キャリアダイナミクス」
 京大化研学生研究賞 受賞講演
授与式 ナノスピントロニクス デルモ マイケル ピカゾ
「シリコンで空間電荷効果によって誘起された大きな正の磁気抵抗効果」
ケミカルバイオロジー 山添 紗有美
「細胞の接着と増殖を促進するダンベル型小分子化合物」
 ポスターセッション 65件(於:おうばくプラザ1階 ホワイエ)
 口頭発表(午後の部)
パスウェイ工学 瀧川 一学
「遺伝子発現情報を用いた代謝経路推定」
微量元素断層診断 M. Lutfi Firdaus ほか
「Sectional Distribution of Zr, Hf, Nb, Ta, Mo and W in the Southern and South Pacific Ocean」
分子微生物科学 栗原 達夫
「南極における微生物の生存戦略」
   閉会のあいさつ
時任 宣博 所長挨拶