口頭発表会場の様子

　 第107 回化学研究所研究発表会が平成19年12月7日（金）、宇治キャンパス木質ホールにて開催された。江崎信芳所長の開会挨拶の後、5件の口頭発表、京大化研 奨励賞（2件）と京大化研学生研究賞（1件）の授与式および受賞講演、「化研らしい融合的・開拓的研究」に採択された4件の研究課題の成果報告が行われ た。また総合研究実験棟では73件のポスター発表が行われた。いずれのセッションも活発な質疑応答が行われ、熱のこもった発表会となった。プログラムは下 記URL参照。（講演委員会 : 小林研介）

（http://www.kuicr.kyoto-u.ac.jp/event/rp2007_107.html）

	挨拶		口頭発表（午前の部）
	江崎 信芳 所長挨拶		分子レオロジー　増渕 雄一 「高分子の分子レオロジー」		粒子ビーム科学　白井 敏之 ほか 「蓄積リングにおける陽子ビームの1次元オーダリング」

	京大化研奨励賞・京大化研学生研究賞　授与式

	京大化研奨励賞 受賞講演				京大化研学生研究賞受賞講演
	高分子材料設計化学　大野 工司 「濃厚ポリマーブラシ付与微粒子によるコロイド結晶の創製」		典型元素機能化学　畠山 琢次 「鉄触媒による高選択的ビアリールカップリング反応」		精密有機合成化学　村松 渉 「一段階での単糖類の触媒的位置選択的アシル化」

	ポスターセッション　73件（於：総合研究実験棟1・2階）

	「化研らしい融合的・開拓的研究」発表
	ナノスピントロニクス 小林 研介 「FePtナノ粒子を用いた磁場スイッチ素子の開発」		分子微生物科学 三原久明 「遷移金属クラスターとバイオ分子のハイブリッド化による新規機能性分子の創製」		超分子生物学 加藤 詩子 「磁場による細胞極性形成メカニズムの解析」		精密無機合成化学 東 正樹 「第一原理計算と高圧合成法を用いた非鉛系強誘電・圧電材料の開発」

	口頭発表（午後の部）
	生体触媒化学 　平竹　潤 「γ-グルタミルトランスペプチダーゼ (GGT) 阻害剤の分子設計と応用-GGTの生理的役割をさぐる化学プローブになるか？-」		ケミカルバイオロジー　紙透 伸治 ほか 「脂肪合成を阻害する小分子化合物」		分子集合解析　佐藤直樹 「有機薄膜の構造と電子構造・物性の相関についての研究から」