21世紀COEプログラム 公開シンポジウム「ゲノムからケミカルゲノムへ」を開催

 平成 17年3月24日、宇治キャンパスの化学研究所共同研究棟において、 公開シンポジウム 「ゲノムからケミカルゲノムへ」 が、 京都大学21世紀COEプログラム「ゲノム科学の知的情報基盤・研究拠点形成」、京都大学化学研究所プロテオームインフォマティクス寄附研究部門(日本SGI)の主催で開催されました。


シンポジウム会場

 シンポジウムでは、 ゲノム情報の系統的解析(薬理ゲノミクス)とケミカル情報の系統的解析(ケモゲノミクス)、およびゲノム情報とケミカル情報の関連解析(環境ゲノミクス) の開拓がもたらす可能性について、3月で寄付研究部門を終了する馬見塚拓助教授を含め、拠点を構成する三つの分野の講師陣9名によって講演が行われまし た。

 今回のシンポジウムには COEの成果発表と中間報告の目的がありましたが、 内部関係者のほか製薬メーカーやコンピュータ企業からも多数の参加があり、総勢約150名が熱心に耳を傾けました。
 今後、医療や産業への応用を目指したゲノム科学において、生命システムとケミカル環境との相互作用の解析がさらに進み、拠点が世界水準の COEとして長期的に維持・強化されてゆくことと期待します。


シンポジウム会場
(講師:上杉志成 ベイラー医科大学助教授)

バイオインフォマティクスセンター
センター長・金久實教授

馬見塚拓助教授

シンポジウム会場