京都大学 宇治キャンパス公開 2025(2025.10.18~10.19)

 「京都大学宇治キャンパス公開2025」が令和7年10月18日(土)・19日(日)の2日間にわたり開催されました。毎年秋に行われるこの行事も今年で29回目となり、2日間で約1,500人が宇治キャンパスを訪れました。
 初日の特別講演会では、化学研究所からは若杉昌德 教授(粒子ビーム科学)が「加速器と不安定原子核物理とか」と題して講演を行いました。
 また、2日目には、化学研究所の歴史展示室「碧水舎」において、今年初のイベントとなる「化学謎解きツアー」を開催しました。幼児・小学生向けの「化学研究所のひみつをさがせ」と、中学生以上を対象とした「時を超えてつながる化学のひみつ」の2種類を用意し、正解者にはガラポン抽選を行うなど、当日は約250名の方にご来室いただき、大変な盛り上がりを見せました。
 このほか、2日間で化学研究所からは4ヶ所の公開ラボを行いました。磁石の不思議を体験できるラボ、レーザー加工でキーホルダーを作るラボ、研究に実際に使用されている高性能な電子顕微鏡で原子を観察できるラボ、吉野杉の端材木粉から作られた「森のねんど」を使ったジオラマ作りの体験ラボなど、いずれのラボでも子供から大人まで夢中になって楽しむ姿が見られました。幅広い世代の方々が最先端の科学に触れ、研究者や学生との交流を深める、充実した2日間となりました。

関連リンク
京都大学 宇治キャンパス公開 公式サイト

当日の様子
 

 

入場ゲート・ハイブリッドスペースの展示

 

 

特別講演「加速器と不安定原子核物理とか」
若杉昌德 教授(粒子ビーム科学研究領域)

 

「碧水舎」化学謎解きツアー

 

 

 

 

レーザー加工でキーホルダーを作ろう
(レーザー物質科学研究領域)

 

電子顕微鏡で原子を見よう
(複合ナノ解析化学研究領域)

 

森のねんどで未来世界を創ろう!実践バイオマスプロダクトツリー
(有機分子変換化学研究領域などの共同開催)

 

 

じしゃくであそぼう
(ナノスピントロニクス研究領域)