ペロブスカイト太陽電池独自技術の開発を加速-京大発スタートアップ会社エネコートテクノロジーズがシリーズCラウンドの資金調達を実施-(若宮研究室)
京都大学発のスタートアップである株式会社エネコートテクノロジーズが、総額55億円のシリーズCラウンド資金調達を実施しました。リードインベスターはトヨタ自動車グループのWoven Capitalです。今回の増資は、エネコートテクノロジーズが開発した次世代太陽電池ペロブスカイト太陽電池技術の開発加速に活用されます。
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・日本経済新聞(7月17日/18日)
「曲がる太陽電池、EV向け量産 京大発にトヨタ系など出資」
「曲がる太陽電池のエネコート、55億円調達 生産体制整備」
・京都大学イノベーションキャピタル株式会社
「株式会社エネコートテクノロジーズへの追加投資について」
若宮 淳志 教授
株式会社エネコートテクノロジーズ:京都大学化学研究所 若宮淳志研究室(分子集合解析)でのペロブスカイト太陽電池の研究成果をもとに、京都大学発のスタートアップとして、2018年に設立。IoTやモビリティ用途向けの軽量薄膜太陽電池の技術に強みを持ち、NEDOのグリーンイノベーション基金事業にも採択された。
https://www.enecoat.com/
ペロブスカイト太陽電池技術:従来のシリコン電池を今後数年で上回る効率を達成できる可能性を持ち、低照度条件での発電、薄型、軽量、柔軟といった特徴がある。ヨウ素を原料としていることから、大量生産した場合に従来のシリコン電池の数分の1の価格となる試算もある。