第25回 化学研究所 公開講演会を開催(2018.10.28)

 第25回化学研究所 公開講演会を平成30年10月28日、宇治おうばくプラザ きはだホールにて開催しました。
 辻井敬亘所長による挨拶の後、阪部周二教授(先端ビームナノ科学センターレーザー物質科学)による講演「もっと光を!レーザーが拓く可能性」がありました。講演では、レーザー技術の進歩や応用についての紹介や、金属加工や歯科医療など様々な場面で活用されるレーザーの例を映像を交えながら解説されました。次の講演、島川祐一教授(元素科学国際研究センター先端無機固体化学)による「世の中を便利に快適にする新材料を創る」では、新材料の研究がどのように我々の生活に役立つのか、また新材料の合成方法について解説されました。最後の若宮淳志教授(複合基盤化学研究系分子集合解析)の講演「ペロブスカイト太陽電池~印刷でつくる次世代型太陽電池の研究最前線」では、様々な太陽電池の種類や製法が紹介されました。その他にも実際に印刷によって作成した太陽電池を使用してその魅力について解説されました。
 どの講演も、身近にある例を挙げ、最先端の研究内容と社会のつながりを分かりやすく伝える内容で来場者の関心を集めました。来場者はのべ150名に達しました。


受付の様子

挨拶
辻井 敬亘所長

阪部 周二教授
「もっと光を!レーザーが拓く可能性」

島川 祐一教授
「世の中を便利に快適にする新材料を創る」

若宮 淳志教授
「ペロブスカイト太陽電池
~印刷でつくる次世代型太陽電池の研究最前線」