三重県立松阪高等学校 化学研究所見学

 平成27年7月21日、三重県立松阪高等学校の生徒約40名が、化学研究所を訪れました。同校では、高等学校生徒が幅広い分野における世界最先端の研究に直接触れることにより、知的好奇心の対象範囲を広げ、進学への意欲を高めることを目的に、進路学習の一環として、大学や研究所での研修旅行を実施しています。
  はじめに宗林由樹教授から化学研究所の概要説明と研究の講義を受け、その後「水圏環境解析化学」「レーザー物質科学」「複合ナノ解析化学」「数理生物情報」の研究室を見学しました。
 「水圏環境解析化学」では南極海での研究調査で持ち帰られた氷に触れながら、その調査での体験談を研究者から聞き、「レーザー物質科学」ではレーザー光線の強さを変えて風船に照射し、その反応を見る実験を行いました。「複合ナノ解析化学」では一昨年導入されたばかりのモノクロメータ搭載原子分解能分析電子顕微鏡、「数理生物情報」ではスーパーコンピュータなど最新鋭の装置の見学がありました。
 化学研究所らしい多様な分野の実験体験や研究設備の見学に、高校生たちは充実した表情を浮かべていました。


宗林由樹教授による概要説明・講義

講義の様子

水圏環境解析化学

レーザー物質科学

複合ナノ解析化学

数理生物情報