興味津々で聞き入る医療・情報産業へ直結の最先端化学  第12回化研公開講演会

  平成17年10月8日(土)、午後1時30分から約一時間にわたり、京都大学化学研究所内・共同研究棟大セミナー室において公開講演会が開催され、約 100名の参加者が集まりました。7、8日の宇治キャンパス公開に併せて行われ、今回は、生体機能化学研究系・ケミカルバイオロジー、上杉志成教授と物質 創製化学研究系・精密無機合成化学、島川祐一教授両名を講師として、医療や情報産業の分野に直結する最先端の化学研究を垣間みる機会となりました。

[上写真] ケミカルバイオロジーについて熱弁する上杉教授(左)と講演会参加者(右)
[上写真] 次世代の情報記録媒体について語る島川教授(左)と質問する参加者(右)

 上杉教授は、遺伝子の発現系統を司る合成物質レンチノロールを例に挙げながら、さまざまな機能的可能性を持つおもしろい化学物質の働きを研究す ることにより、生命や人体を解明していくという、新しい学問の領域「ケミカルバイオロジー」について、わかりやすく楽しい講義を繰り広げました。

 島川教授は、磁気テープや誘電性であるコンピューターハードディスクに代表される、情報記録材料の急激な進化とその将来について述べ、写真やグラ フを多用しつつ順を追って説明しながら、磁性と誘電性が共存した、双方のメリットを備えた物質の発見など、興味深い話題満載の講義となりました。

 TOPICS
 講演会講義内容が英科学誌ネイチャー・マテリアルズ電子版に!

 島川教授が講義で触れた、チタン酸ストロンチウムの青色発光の話題については、講演会2日後の10月10日、英科学誌ネイチャー・マテリアルズ電子版で発表されるとともに、京都新聞朝刊の1面にて、カラーで大きく取り上げられました。

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