碧水会
会長挨拶
寄附のお願い
化学研究所「碧水会」(同窓会)

会長 青山 卓史化学研究所 所長)
 化学研究所は、京都大学で最初の附置研究所として、1926年(大正15年)に設立されました。以来、その設立理念「化学に関する特殊事項の学理および応用の研究を掌る」を堅持しつつ、化学を中心に物理から生物、情報学に及ぶ広い分野を取り込みながら、基礎科学に重点を置く先駆的・横断的研究を進めてきました。現在は、専任教員約90名、大学院生約200名、研究員約60名を擁する、全国でも有数規模の附置研究所となっています。この間、化学研究所からは多くの優れた人材が輩出され、広く学官界あるいは産業界で顕著な業績を挙げておられます。「京都大学」を冠せずとも「化研」だけで認識していただけるほどに、日本の化学研究を代表する研究所となりましたのは、秀でた先達のご功績はもちろん、これまで化学研究所に様々な形で関わりをいただいた皆様のご尽力の賜物と肝に銘じております。私ども現役も、「化研」の名に恥じぬよう、それぞれの研究分野の最先端を切り拓くべく、日々奮闘努力しております。
 

「碧水会(同窓会)」は、このような化学研究所を通じた「人の繋がり」を大切に、在籍の教職員・研究員・学生等と同窓生・同窓教職員を会員として「会員相互の親睦をはかり、その連携を密にする」ことを目的としています。その前身は、1949年(昭和24年)に教職員と学生の親睦を図るために発足した「碧水会」です。その活動は主には現役メンバーが中心でしたが、化学研究所創立80周年(2006年)を機に同窓会の設立が企図され、既存の「碧水会」に新たに同窓会の機能を付与することにして、2007年度から新生「碧水会(同窓会)」として活動を開始しました。化学研究所に在籍された皆様にとって「碧水会」という言葉は、数々の思い出を呼び覚ます、特別な響きをもつものではないでしょうか。夏の涼飲会、春秋のスポーツ大会、あるいは文化部の活動など、残念ながら昨今のコロナ禍の状況により大きな制約を受けてはおりますが、それらは現役メンバーにとっても充実したキャンパスライフのための大切な要素となっています。


 このホームページでは、これまで化学研究所に在籍された皆様に対し、化学研究所に関する様々な情報をお届けいたします。また、「碧水会(同窓会)」が毎年7月下旬に主催する「涼飲会」の開催日をホームカミングデーと位置づけました。皆様には是非足をお運びいただき、大いに旧交を温めるとともに、現役世代との交流を持っていただければ幸甚です。
今後ともご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。