岡山理科大学と学術交流協定を締結

 化学研究所と岡山理科大学は、広く相互協力することにより化学分野を中心として両者の研究推進に寄与することを目的とする学術交流協定(協定書PDF)を2009年8月5日に締結しました。

 岡山理科大学は、平成21年度の文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に同大学の「グリーン元素科学」事業が採択されたことを受け、2009年9月4日に、この事業のキックオフミーティング(ポスターPDF)を 開催しました。化学研究所の時任宣博所長は、このミーティングに参加し、多様な化学関連分野における本研究所の研究活性の高さと間口の広さを紹介しまし た。また、今回の協定締結を機に両者がますます協力・連携を押し進めて相乗効果を生み出すことの意義と重要性を強調しました。

 本研究所は、所属教員がそれぞれ個人ベースで、また、国外の研究機関・組織とも多数の学術交流協定を結んで組織的に、多彩な共同研究を国内外で広く展開 し、その活力を化学関連分野の発展に向けて傾注してきました。そして、平成22年度からは、文部科学省に認定された「共同利用・共同研究拠点」として、他 の関連研究機関・組織との協力・連携体制をさらに強化し、化学を中心とする研究分野の一層の発展に貢献したいと考えています。今回の協定は、本研究所とし て初めて国内私立大学との公的協力・連携関係を構築したもので、上記の拠点活動とも関連して、本研究所の今後の研究展開や社会貢献を図る上で大きな一歩と なるに違いありません。

キックオフミーティングにおいて、交流協定の意義と重要性を確認し、
握手を交わす岡山理科大学 波田学長(左)と化学研究所 時任所長